Techracho

Linux on Virtual Machine まとめのようなもの

このエントリーをはてなブックマーク Share
2008.12.28    Linux, Windows, ネットワーク, 仮想化, 馬場   タグ: , —    baba   

仮想マシン上でUbuntuServerを使えるようになりました。
Virtual Serverの設定が上手くいってからも苦労した点が多かったので、軽くまとめてみます。

最終的に落ち着いた環境は、
サーバ(仮想マシンホスト):Windows Server 2008 Standard x64 (Pentium DC E5200, 4GB RAM)
仮想化:Microsoft Virtual Server 2005 R2 SP1 Enterprise
ゲスト:Ubuntu Server 8.04.1
操作用デスクトップマシン:Windows Vista Ultimate x64 (Core i7-920, 6GB RAM)
です。

仮想化ソフト選び

無償のソフトから選びました。ログインしなくてもサービスで動いてほしかったので、Virtual PCやVMWare Player、VirtualBoxは除外。CPUがVT非対応なので、Hyper-VやVMWare ESXiは除外。残ったのはVirtual ServerとVMWare Serverでした。

Windows Server 2008 64bitでは、VMWare Serverが使えない

VistaやServer 2008の64bit版では、デバイスドライバにデジタル署名が必須です。VMWare Server 1.5を入れてみましたが、vmx86サービスがエラーになって起動できず、それに依存したVMWareの各種サービスが使えませんでした。
一応、起動時にF8でオプション指定すれば行けると思いますが、ちょっとやりたくないです。
結局、Virtual Serverで運用することに。

Virtual Serverの苦労

前の記事で書いたとおり、非ドメイン環境ではIISを入れるしか無いです。また、IIS7のデフォルトインストールだと機能が足りないので、手動で追加する必要があります。
また、ActiveX版仮想マシンコンソールは、IE8だと動かないので、使えませんでした。

リモートデスクトップと仮想マシンの相性の悪さ

Windows Server 2008にはリモートデスクトップでアクセスしていますが、その中で仮想マシンコンソールを開くと、マウスが動きません。これの解決策は見つかりませんでした。
デスクトップマシンからVMRCクライアントでアクセスする必要があります。

VMRCが遅い

Gigabit Ethernetで、実効100Mbps以上の環境でも、VMRC経由だとマウスがガタガタです。キーボードもKeyUpが正常にとれていないのか、ダブって入力されることが多々あり、とても使い物になりません。この時点で、X Windowを動かすのをあきらめました。

ゲストOS選び

Linuxには詳しくないので、無料で有名でインストールが簡単なもの、とDebian/Fedora/Ubuntuを検討しました。
Debianはインストールは割と順調に終わりましたが、なぜか動作が異常に遅くて却下。
Fedoraはインストールがなぜか何時間たっても終わらないので却下。
消去法で、流行のUbuntuのサーバ版を入れてみることにしました。

Ubuntu Serverインストール記

Ubuntu Server 8.10は、なぜかインストール開始直後に止まり、使えませんでした。CPU使用率が100%のまま、何分たっても進みません。

ここで止まる

ここで止まる

デスクトップマシン上のVirtual PCだと動きましたが、サーバマシンにVirtual PCを入れてもダメでした。同じバージョンのVirtual PC上で同じISOファイルから起動しているのに不思議ですが、VTの有無等で変わるんでしょうか?原因不明です。

仕方ないので8.04.1をインストールすることに。
そのままでは「回復できないプロセッサエラー」が出たり、画面が乱れたりしてインストールできないので、起動時に noreplace-paravirt clocksource=pit vga=769 を追加して回避します。
インストール完了してもなぜか起動しないので、もう一度ISOキャプチャしてレスキューモードに入り、シェルから
# apt-get update
# apt-get install linux-386
# apt-get remove linux-server
と大胆なコマンドでカーネルを入れ直します。
再起動後、再び起動オプションにnoreplace-paravirt clocksource=pit vga=769をつけて起動すれば、無事インストール完了です。
起動時に毎回オプションつけるのはめんどくさいので、/boot/grub/menu.lst を編集して自動化します。

/boot/grub/menu.lst の編集

/boot/grub/menu.lst の編集

これでようやく使えるようになりました。あとはネットワークやSSHの設定をすれば、仮想マシンであることを忘れて快適(?)なputty操作です。

こんどNICもう一枚さして、仮想マシンを外向きのWebサーバにする予定です。

仮想マシンには色々苦労させられましたが(みなさん苦労しているようです 検索のヒット数がすごい)Ubuntuはなかなか使いやすくて良さそうです。一人前のシステム管理者になれるように頑張ります。

COPYRIGHT [C] 2009 BEYOND PERSPECTIVE SOLUTIONS LTD. ALL RIGHTS RESERVED.